1.拝啓 君へ
作詞:薬師寺寛邦
作曲:薬師寺寛邦
夕暮れ時の 各駅を降りた 街は
染まった あかね色 僕の心の中を映す
なんだか 急に 寂しくて 手をのばした
空色 便箋 最後の君の声
「夢は 叶うよ。きっと 叶うよ。」
その言葉を 頼りに 生きてた
拝啓、君へ 「元気でいますか?」
「あの日見た空は 今日もきれいですか?」
拝啓、君へ がんばっているけど
ほんとは 今すぐにでも 君に会いに 行きたい
息が できないほど 窮屈な こんな街で
バランス とるのも いつの間にか うまくこなせる
案外 人って 変わりやすいものだから
変わりたくないこと それだけを刻むよ
深呼吸して そっと ペンを執る
希望行きの 片道切符
拝啓、君へ 「覚えていますか?」
「あの時の約束 守れていますか?」
大事なことは 信じていくこと
教えてくれたのは 「そう、あなた でした。」
相変わらずの こんな 僕だけど
「がんばってるよ。」と 言えたらそれでいい
電話や メールよりも ゆっくり 時を越えて
どうか 君の元へ やさしく、強く、届け
拝啓、君へ 「これからも元気で。」
「僕らはいつでも つながっているから。」
いつかまた会えた日に 笑い合えるように
この夢を 確かな 形にしていくんだ
この街のどこかで
2.ワスレナスミレ
作詞:薬師寺寛邦
作曲:薬師寺寛邦
白い ため息を 空に ふっと溶かして歩いた
思い出 ひとつ 開いてく 葵橋
一番「好き」だって言ってた 小さなスミレの花は
今年も きっと あの場所で 咲いているよ
先を越された 夕映えのベンチ 寄り添う影に 目を逸らしてた
遠く 遠く 離れた今も
僕は 変われないままです
いつか咲いてた ワスレナスミレ
ずっと 探していました
信じてるだけじゃどうも うまくいかないみたいだ
あの日 あの時の 言葉に 足が 止まる
「平気だよ。」と 微笑む君に どうしてひとこと 言えなかったんだろう
遠く 遠く 離れたあとに
僕は 気づかされてばかりです
ここに咲いてる ワスレナスミレ
風に 揺られて いました
君と出会い ともに過ごした日々 (忘れない)
もう戻れないと わかっていても
君は 永遠に 大切な人だから
遠く 遠く 離れた今も
何も 変われないでいるけど
僕は ここで 君の幸せ
ずっと 祈ってるから
遠く 遠く 離れた君へ
ひとつだけ 願うのならば
ここに咲いてる ワスレナスミレ
せめて 心の隅に そっと いさせてください
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